『400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術』佐藤オオキ
佐藤オオキさんも好きな著者の一人。
デザイン事務所nendoの代表を務めてらっしゃいます。
世界的デザイナーで有名な方ですが、私が彼を知ったのは2,3年前。Newsweek誌の世界が尊敬する日本人100人にも選ばれたこともある方でもあります。
デザイナーといってもガムのパッケージや家具などといったものから、企業のブランディングや地域のプロジェクトなど手がける仕事の幅はとても広い。
そんな佐藤オオキさんは常時400のプロジェクトを同時に進めているそうで、どうすれば多種、しかも膨大な仕事を高品質で進めることができるのかを紹介してくれています。
備忘録として心に残った一文のいくつかを。
・決断に時間をかけることは、間違った決断をすることよりも悪影響が大きいと思います。
・よりよいプロセスで仕事を進めることは重要ですが、よいプロセスとはあくまで「結果に直結するプロセス」です。
・アイデアを考える際は「違和感に眼を向ける」ことがヒントになる場合も少なくありません。
・プレゼンの目的は、相手を説得することではなく、相手に納得してもらうこと。
・超高速で仕事をすると、情報収集のスピードまで加速する
・話を聞くときはバカになる
・コンセプトがあれば、プロジェクトの推進力は衰えない
もちろんここに書ききれない素晴らしい観点がたくさん散りばめられた一冊です。
私が尊敬したり参考にしたくなる人の共通点として、試行錯誤をしながらも、惰性で変化することなくただ頑張ってるとかではなく、自分自身の判断基準をブラッシュアップし、クリエイティブに仕事をしたり人生を送ってる人なんだと気づきます。
そんな人の本を読んでる自分に気づきます。
本もしっかり噛みくだくことで、自分のものにできるし、生み出せるものやアウトプットも進化させれるような気がしています。
なりたい自分、つくりたい未来に合わせた本選びをしていこうと思います。